12月27日は祖父の命日でした.僕が大学を卒業して働き出したその年、
農作業中に倒れたのでした.僕が病室に行った時には若干の意識を取り
戻していて、握り返してくれた手の力の弱さがなんとも切ない感覚.
祖父の葬式の時に親戚の方から聞いたのだけれど、戦後、満州から戻って
きた祖父は一度結婚したのだけれど離婚したのだそう.農家の嫁としては
体が弱い、ということで親戚一同の反対にあい、奥様は里に戻されてしまっ
たのだそう.誰が悪いとかではないけれど、そういうことが日常的にあった
時代なのだと思う.
その方がその後どうなったのかなんて全然知らないけれど、祖父にも色々
あったのだろうと思うと妙に泣けてきたのでした.タラレバは意味ないと
分かっているけれども、祖父の離婚が無かったら僕もいなかったわけで、
巡り合わせの不思議を思わずにはいられないのでした.
田舎に戻ってきて、近所の親戚の人に会うと、あんたが一番じいちゃんに
似てるよ、と言われることが多くて、その度に背筋がシャンとするのでした.
うむ、誇りである.
春になったら、かつて祖父がそうしたように田んぼと畑を耕そう、と.