2015年1月8日木曜日

読書メモ:「ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼」 松尾 匡

ちょこちょこと本を読んでいまして、twitterのライムラインに流れてきて気になったものとか、読んだ本の巻末に載っている参考文献とか、そこからリンクをたどってつまみ食いをしています。

普段は本にガンガン赤ペンで線を引いたり書き込みしていく読書なのですけども、覚えておきたいこと忘れたくないことはすぐ参照できる形にしておきたいと思ってまして、ブログを備忘録として使いたいと思っています。

今回の読書メモは松尾匡「ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼」であります。
この本はシノドスで連載されていて、書籍化されたもの。

■「ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼」(PHP新書)
■松尾匡 著


書評とかやったことないので、いつかその手法を身につけたいと思いつつ、時間をかけたらできるかなと思いつつ、気になったこと、初めて知った!とか、覚えておきたい!みたいなことを箇条書きのメモで。

・何か事業を行うには、リスクが一番あって、そのリスクにかかわる情報を一番持っている人が決定し、
 その責任を引き受けるのがよい

※医療機関が資本主義企業でなく、医師に主権のある医療法人になっているのと同じ理屈。現場のリスクを
 知らない資本家が医療現場のやり方にいろいろ口出ししたらおかしなことになる。

・要するに「リスク・決定・責任の一致」が大事

・人々は自らの将来に対する「予想」を元に合理的に活動する。予想が合成されて、
 「予想通りの未来」が達成される。
・政府は「人々の予想を確定させる」ことに徹すべき

・ケインズの政策は、もはや成長ができなくなった自体を想定していて、その状況下で不況克服策として
 提唱されたもの。決して高度経済成長が前提ではない。成長が前提だと誤解されがち。

・「新スウェーデンモデル」にあるべき福祉の姿のヒントがある。サービスの供給はNPOや協同組合などが
 地域の中で担い、利用者はそれを自由に選び、政府が十分な予算をかけて資金的に支える。
・なぜ社会サービスの担い手はNPOや協同組合がふさわしいのか??
 福祉や雇用政策は「新しい社会的リスク」であり、「リスク・決定・責任の一致」の原則に則して考えると、
出資者が決定権を持つ営利会社よりも、現場の利用者や従業者に主権がある協同組合やNPOなどがふさわしい。


他にもソ連システム、ハイエクの理論、ケインズの理論についてとか、色々と面白いことが書いてあるのですが、咀嚼しきれていないので省きます。



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