2008年4月30日水曜日

ぴょんきち

ビニールハウスの中で苗の世話をしていると、カエルに出会います.実は私、カエルが大好きでして、ビニールハウスの中にいても干からびて死んでしまうので、そっとビニールハウスから出してあげます.

アオガエルは擬態します.擬態というか、周りにあわせて体の色を変えるんですな.草原に潜んでいる時はきれいな緑色.土の上にいる時は迷彩柄のような灰色と茶色.

ビニールハウスの中で見つけた時、土の色をしていたカエルも、外に出してあげてカメラを持ってくる頃には周りの色に合わせて緑色になってました.

写真をよくよく見ると、後ろ足は迷彩柄っぽいでしょ.


カエルもツボカビのおかげで一気に数を減らしちゃうかもしれないわけで、もし大量にいなくなってしまうなんてことがあると、一気に生態系が狂います.

カエルは稲や野菜に害なす虫を食べてくれるし、カエルがいなくなったら、色んなバランスが崩れて、お米つくりができなくなる、なんてことは充分に考えられる事態なんですな.
想像するだけで恐ろしい(((( ;゜Д゜)))

私らの生活は小さな声なきものに支えられてます.気の遠くなるだけの時間をかけて構築されたシステムですものね.安定稼動している間は変えないほうがよいはず.Windows XP SP3のリリースが延期になった、なんてたいしたことないない.

2008年4月30日 9:19 16℃


朝から温かくて、風も心地よくて、こりゃピクニック日和である.行かないけど.

早くもビニールハウス内の温度は40℃を超え、いそいそと風通し.30℃前後の温度をキープしたいけれど、なかなか難しいです.

このまましばらくは穏やかな天気が続きそう.今年は例年よりも早く桜が咲いて、あっという間に散ってしまったので、春もさっさと駆け抜けていってしまったよう.

きっと毎日は同じじゃないわけで、目を凝らして変化を捉えられるように.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月29日火曜日

はやいなぁ


わぉっ、今日一日で、だいぶ稲の芽が出揃いました.育苗箱の上に被せていた霜よけシートも、明日にははずしてしまっても良いかも.

良いかも、ゆっても父からの指示待ちなんですけどねー.来年には、自分で判断できるように.何か新しいことに着手して、自分で判断できるか否か、というのが1つの習熟の基準ですね.

知識と経験をバランスよくー.

じゃがいもはじめました

悪天候のため延期になっていたじゃがいもの植え付けをしました.お天気も良いし、うん、絶好のじゃがいも日和でした.品種は男爵.おぉ、強そうだ.

手順としては、

①畑に畝を作る
②種いもを用意し、大き目のものは半分に切る
③種いも畝において土を被せる

以上.

畑の土さえ作っておけば手順はいたって簡単なもの.じゃがいもは強いし、土地さえあれば誰だって育てられるのじゃなかろうか.父も「お前でもできる」ってゆってたので^^;


さて、そんなじゃがいもなんだけれど、実は去年ちょっと失敗しちゃって例年よりも小振りなじゃがいもができちゃったので(父だって偉そうなこといえないw)今年は気合が違う.

なかなかいいよと評判のお店で種いもを買ってきて、更に近所の農業やって60年以上になるかという親戚のおじいちゃんにコツも聞いてきたし、多分、大丈夫.

親戚のおじいちゃんから教えてもらったのは、種芋で芽が出すぎている部分はカットしちゃうということ.芽が出すぎて、小粒になってしまうそうな.去年はこれをやらなかった.

※こんなところを

  ↓
※ザックリ削除


あとは、芽の数が均等になるよう種芋をカットして、畝において土を被せるだけ.





考えてみたら、祖父が亡くなるまで、父は野菜作りをほとんどやったことがなかったわけで、野菜作りキャリアは6年ほど.野菜作りの本も読んで勉強してるし、近所の先達に指南を受けながらやってるわけで、何もかも父のコピーをする必要はないんですな.一緒に、色んなことをやっていけたらいい.

それにしても、親戚のじいちゃんに教えを請う際の父はなんかうまいんだよなぁ.営業とかやったらよかったのに、って思うくらい.褒め上手.「いい畑だなー」とか「きれいな畝だ」とか.

変な計算じゃなくて自然にできているから恐れ入る.そらじいちゃんにもかわいがられる.そんな姿勢も吸収していかなくっちゃー.

速報


昨日、ビニールハウスに移した育苗箱からピョロっと青い芽が出てました.早いなぁ.てか、種まきの時点であれだけ芽が伸びてたらそら早いわな.

去年、育苗に失敗しちゃった父も一安心.

よかったねー、なんて話をしてたら、「実はおととしも失敗したんだよね」なんて衝撃告白.ちょ、聞いてませんけどー( ゚д゚)/

芽が出揃うまであともうちょっと.油断しなければ大丈夫でしょう.

2008年4月29日 7:55 4℃


雲1つない快晴.東の空がまぶしいです.天気予報では一日中良い天気らしいけれど、吹いてきた風が冷たく湿気を帯びていて、少しくらい崩れるかも.

今日は早朝から母の実家のじいちゃんとばあちゃんのうちの手伝い.稲の育苗箱をビニールハウスに移す作業を.92歳のじいちゃんと85歳のばあちゃん2人ではとてもできない作業だよなぁ.

うむ、昨日のお酒がすっかり抜けました.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月28日月曜日

2008年4月28日 10:14 12℃


雲多く、ちょっと冷たい風が吹いているけれど、運良く写真を撮っている間は晴れ間がさしてくれました.こんな形の雲は好きです.

父からの指令を受け、今週からビニールハウスの温度管理を任されました.温度管理ってゆっても、ビニールハウスに風を入れてあげて、ハウス内の温度が高くなりすぎないようにすること.

んー、難しいです.こんな感じかなぁ、ってのがわかんないの.ちょっと風が多いだけでガクンと温度は下がっちゃう.今は経験と試行錯誤の時期.

午後にはもうちょっと天気が回復する予定.温度の上がりすぎに気をつけなくっちゃー.40℃以下に保つこと.去年は温度が高すぎて苗の育成に失敗しちゃったのだ.任された仕事の責任はなかなか重い.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月27日日曜日

2008年4月27日 10:30 13℃


昨夜から降った雨も朝にはあがって、今日は朝から昨日の種まきの後片付け.車庫兼物置小屋が土まみれになってしまったのでブラシでゴシゴシ.

ハウスに移した種も順調ならば1週間くらいで青い芽が出るはず.明日からはハウスの温度管理が主な仕事.ハウス内の温度が上がり過ぎないように風を通してあげないと.

去年は苗作りに失敗しちゃって農協から苗を買ったんです.手痛い出費.田植えが終わるまではニートでいるつもりなので注意しなくちゃ.


午後からジャガイモを植える予定だったのだけれどあいにくの雨.やれないことはないけれど、湿った土で畝を作っても土が固くなっちゃうだけだからなぁ.お天道さまよろしくお願いします.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月26日土曜日

種を撒く日


稲の種をまきました.実はちょっと失敗があって、発芽をさせすぎちゃったんです.致命的なミスではないのだけれど、ここまで芽が伸びちゃうと、種まき機械でうまく種を送り出せなくて、育苗箱に均等に種がまけない.

結局、手作業での種まき作業が追加.3時間くらい余計な工数がかっかってしまいました.まー、しゃーないな.芽は1mmから2mmくらいで充分.来年は気をつけよう.

本家のお父さんが余っていた種を持って駆けつけてくれたので本当に助かりました.


この本家のお父さん、毎年種が足りなくなっちゃって、うちにいつも貰いにきてたんですよね.今年は逆.ということは、本家では薄くまきすぎるという失敗をしちゃったんです.

お米を作ってもう40年にもなるかという父や本家のお父さんだって失敗するわけで、「今年はいい経験したな」とかゆってるんだから参ってしまう.


父の世代の人たちがお米作りをしてきたなかで、その時々で栽培方法の技術革新や機械化だとか、それなりのイノベーションがあったはず.

その都度、新しいノウハウを身につけてきたわけだから、これから起こるかもしれない変化のタイミングでうまく立ち回れば、先人より長ずるものを得られるかも.

真っ向勝負して勝てないならば、勝てるところでやる.まー、勝ち負けじゃないんだけどさー、そういうのって大事だと思います.


今日のメモ.

うちの種まきの密度は下の写真くらい.他の農家と比べてどうなんだろう?厚いのか薄いのか.多分、ちょっと厚め.

2008年4月26日 10:02 14℃


今日は朝から稲の種まきと、育苗箱をビニールハウスに運ぶ作業をりました.んー、やっぱり体にこたえますな、農作業は.

昔就職活動していた時、8時間体を動かすよりも、8時間頭を働かせる仕事の方がいいな、って思ったんだけれど、結局は8時間体と頭を働かせなきゃ仕事なんてまわせないんですよな.

お米作りも、ある程度確立された手順と方法と、ちょっとばかりの工夫で.うー、腰がガタガタゆってます.


あー、あー、鹿さん連れてくるの忘れたー><

2008年4月25日金曜日

2008年4月25日 11:57 12℃


雲間から淡い青が見えているけれど、朝から冷たくて強い風が吹いてます.昨日の雨と今日の風で桜はもっていかれちゃっただろうなぁ.

さて、今夜、うちでは稲の種まきをします.早いところではすでに種まきしたところもあるようだけれど、うちの近所では今週が種まきのピークか.

種籾の量、被せる土の量、とっても大事.きちんと覚えるように.記録するように.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月24日木曜日

2008年4月24日 10:06 14℃


ブログ用の写真を撮ろうと思い外に出たら丁度雨が降り始めました.そこまで寒くないし、この時期はこんなもんでしょう.

車で走っていると、昨日おとといまで満開だった桜もあっという間に葉桜に.でも、ピンクと黄緑の組み合わせはきれいだな、って思います.

桜の木の近くの用水路も花びらで埋まっている.花筏ってやつですかね.風雅.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月23日水曜日

2008年4月23日 12:03 18℃


昨日に引き続きとても温かい日.風も丁度良いです.この調子だと桜も一気にちっちゃいそうだなぁ.仕方ないけれど、お天道様なんとか調整していただけまいか.

明日は稲の種まきの日.種まき機の用意をしたり、メンテナンスしたり.農作業はウソがつけないな、って実感してます.手を抜くとかそういうのが絶対にできない.

正直な姿勢が求められます.米作り一本で食べてゆけるなら、いい仕事だと思うんだけどなぁ.規模の農業じゃなくて、うちくらいの小さな規模でもやっていける方法。。。なんとか考えてみるか.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月22日火曜日

さくらさくら


桜の名所百選にも選ばれているという、うちから車で15分ほど走ったところにある“真人(まと)公園”というところに、じいちゃん、ばあちゃん、妹とお花見をしに行ってきました.

他の九十九選はどんなところか全然わからないけれど、きっと全国の数ある桜の名所と比べても遜色ないのだろうとは思うけれど、やっぱりすごいんだ.遠くから見ると山肌がピンク色に染まっていて.

今日のお昼頃に行ったのだけれど、まさに桜の盛り.葉も出ていないし花びらが全然散ってもいない.もしかしたら本当に桜のピークの時に見られたんじゃないかと思います.

何十年ぶりにか訪れたというじいちゃんもちょーご機嫌.足腰がたいぶ弱っているので、ひとしきり公園内を見て回ったあと休憩.何か飲みたいのある?って聞いたら、「これは一杯やるしかねーんじゃねーか?」との素敵な提案.

帰りの運転は妹に任せてじいちゃんと乾杯.お天気もよかったし、じいちゃんとばあちゃんも嬉しそうだし、ビールは美味しいし、本当にきてよかったぁ.

また来年もこよう.

種籾を育苗機へ

ここ2週間くらい水に浸していた種籾を水槽から取り出し、育苗機に入れました.ひょろっと白い芽を出し始めた種籾たちだけど、ばらつきがあるので育苗機で一気に発芽させます.

育苗機はうちでは所有していないので、近所の親戚の方にお願いして一緒にやってもらっています.夕方、父と一緒に種籾を運びに行きました.

たったこれだけの種籾から100俵のお米が取れるんだもんな.あらためてすごいと思う.連作障害もないしお米は優秀.

この育苗機に入れて暖めること約2日間.木曜日の朝には取りだします.そして、金曜日の夜には種まきの予定.うん、いよいよって気がしてきました.

2008年4月22日 11:11 20℃


お天気絶好調とは裏腹に、私の体調は絶不調.風邪ではないのだけれど激しい頭痛に襲われてます.んー、ちょっと疲れてるのかもなぁ.

とはいえ、昨日に比べたらままよし.お昼からは祖父と祖母をつれて近くの公園にお花見をしに行く予定.きっと桜を見たら頭痛も吹き飛ぶ、はず.

鹿さんは今日も元気!

2008年4月21日月曜日

畑を耕す

肥料やらを撒いた畑を耕しました.ちっちゃな畑なのでトラクターは使わずに、ミニ耕耘機で.ヤンマー製の「デカポチ」って製品を使用してます.名前がかわゆいw

父から耕運機の操作方法を一通り教えてもらった後で、父が一度耕したラインに沿って私も挑戦.機器の操作に慣れていないのもあるけれど、全然うまくできないです.まぁ、機器操作は覚えと慣れだと思うのであまり不安はないです.

一番難しいのは、このくらいの深さまで掘る、とか、これくらいのやわらかさに掘る、っていうやっぱり経験でしか精度を高めることのできないところなんですよね.やるしかないのだけど.


耕した箇所の一番左の列が父が耕したところ.そこから右が私が担当したところ.差は歴然.右側の列はまっすぐじゃなくぐにゅぐにゅしてます.

何かを上達させようと思ったら、基礎を学び反復練習し、そこで自分の工夫を加えること.今度やるときは、もうちょっとスピードを落としてやってみよう.

2008年4月21日 17:52 13℃


久しぶりに夕暮れ時をパチリ.今日のような穏やかな日の終わりにふさわしいきれいな空だと思います.

西の山際へ沈み行く夕日のオレンジとまだ残る昼の青色と迫ってくる夜の黒がせめぎあう時間帯.思いのほか複雑な色をしてます.すぐに消えちゃうんだけどさ.


たそかれ時は鹿さんもしんみり.

2008年4月21日 10:27 17℃


昨日に引き続きとてもよいお天気.風も強いけれど、心地よい温かさと冷たさ.こんな日は芝生でビール飲むしかないんじゃないか?って天気です.

秋田に戻ってきて、自分うちの近所で芝生のある公園ないかなーってずっと探しています.今のところ、昔の記憶を頼りにたどり着いた公園1つ.


色々と迷うこととか、考えすぎちゃうこともあるけれど、迷う考えるは行動のうちに入らないということにして、とりあえず体を動かそうと思う.

問題を寝かせておくというのもありでしょう.1つ志を立てたら、あとは全て瑣末なこと.ゆるーくやろうっと.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月20日日曜日

野菜つくり

うちではお米のほかに、野菜も作っています.作っているとゆっても特に出荷はせず、うちで消費する分だけを作る小規模なもの.

ナス、キュウリ、トマト、ピーマン、じゃがいも、とうもろこし、枝豆、白菜、大根、人参、ネギ、にんにくなどなど.近所じゃどこも野菜作りやってます.白菜・大根は保存がきくので冬に重宝します.スーパーで買ったことがない.

そろそろ畑の準備もしなくっちゃ、ということでまずは土作り.大仰な言い方だけれど、化学肥料やら牛肥(牛の糞に稲の籾殻や肥料を加えたもの)を撒いて耕すだけです.量は多すぎないように.

まずは、消石灰と石灰窒素.この前、JAから購入した肥料です.消石灰は土壌を中性にして、石灰窒素は土の栄養分に.


白い消石灰と石灰窒素を撒いた範囲がうちの畑.できるだけまんべんなく.左手前に黒々と積まれたのが牛肥.牛肥は近所の業者さんから購入.軽トラックの荷台に山盛りで1,000円くらい.うちでは2,000円分購入してます.

牛を育てているうちにしてみれば、牛肥の処分になるし畑にまいたら肥料になるし、なかなかのエコサイクルだなぁと思ったけれど、結局、処理や運搬なんかにそれなりのコストがかかるからそこまでエコじゃないかも^^;


消石灰や石灰窒素を撒いたのち、牛肥も同じようにまんべんなく散らして終了.あとは、トラクターなり耕運機なりで耕して攪拌してあげます.耕す作業はまた後日.


牛肥の中にミミズがいました.ミミズがいる土は豊かだって、昔から言われてます.ミミズは土を食べるんだけれど、その土に含まれている有機物とか微生物が消化されて糞として排泄されると、それが野菜がよく育つ土になるんですって.土壌改良に利用されたりもするらしいです.聞いた話だけど.だから、畑のミミズは益虫です.まー、よく見てるとかわいいもんですよ.


どうか、畑を豊かなものにしてくれますように.こんなちっちゃなヤツが人間に恵みをもたらしてくれるのだから、生態系というのは本当に良くできてる.ものすごいシステム.

2008年4月20日 11:02 15℃


ここ数日はぐずぐずした天気だったけれど、今日は本当に穏やかな天気.風もなく陽の光も暖かいし、本当に気持ちよいよい.

朝からスズメがちゅんちゅんはしゃぎすぎてるし、ご近所さんの話し声が聞こえてきたり、どこかでお布団を叩いている音も聞こえてくる.だめ!バシバシ叩いちゃお布団が悪くなっちゃうよ!と言いに行きたいくらい.あー、平和だなぁ.

窓を開け放って部屋の空気を入れ替えしていると、畑にまくたい肥の匂いが漂ってきて、ちょっと臭いのだけれど、これも春の匂いだよなぁ、って思います.外を見回すと、少しずつ緑色が増えてきました.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月19日土曜日

2008年4月19日 10:08 12℃


雨の予報だったけれど、持ちこたえた様子.低い雲の継ぎ目から、青色のカケラが見えたりします.

暖かくて、少し湿った強い風が東から西へ吹いています.あ、いつもと風の向きが逆だ.

やっと咲き始めた桜が、どうか強い風で飛んでいきませんように.もうちょっと粘って、GWくらいまでひっぱってほしいなぁー、なんて淡い期待を。。。


鹿さんは今日も元気!

2008年4月18日金曜日

2008年4月18日 11:53 10℃


昨夜から強い風が吹いていて、前庭の杉の木の枝もしなってます.このゴーっていう風の音は、何かが吹かれている音だろうか.

そろそろ小雨もぱらついてきて、ここ数日の穏やかで暑いくらいの天気とは一転.厚くふくらみと奥行きのある灰色の雲に覆われてます.どうせだったら、GWくらいまで桜咲かなきゃいいのになー.

雲の流れていくスピードが速い.


鹿さんもちょっと流されていきそう.

種籾を水に浸す


種籾(たねもみ)を水に浸しています.“浸種”とゆうらしいです.らしい、というのはうちではそういう言葉を使ったことがないから.本に書いてました.種籾というは稲の種のこと.これを育苗箱に撒いたあとビニールハウスで苗を育て、春の大一番、田植えをむかえることになります.

種籾は発芽させたのち、育苗箱に撒きます.種籾を水につけているのは発芽させるため.

種籾が発芽するには、水と温度、が必要.それぞれ具体的な条件があって、“吸水20%”と“積算気温100℃”というもの.

まず、吸水20%とという条件だけれど、一般的に種籾は自身の15%から20%くらいの水を吸うと発芽すると言われてます.なので水に浸して吸水させてます.

けれど、単に水を20%吸っただけでは発芽しなくて、更に必要な条件が、積算気温100℃というもの.積算気温というのは1日の平均気温を足した数値のことで、例えば、
・平均気温が10℃なら10日間
・平均気温が20℃なら5日間
というもの.

種籾を水に浸しているので、水温×日数が100℃になればよいです.


と、いうのが一応の理屈.うちでは、水温は特に計ってないです.基本的には父が目で見て判断します.今年は4月12日に水に浸したのでそろそろ1週間.発芽すると、黄色の種籾からちょろっと白い芽がでるんです.ただ、種籾によって発芽の時期はばらつきがあるので、催芽機というのを使って一気に発芽させます.

この催芽機で一気に積算気温100℃までもっていきます.私が小さい頃は、種籾をお風呂の浴槽を使って温めてました.当然浴槽は使えないので、浴槽に石鹸の泡なんかが入らないように気をつけてシャワー浴びてた記憶があります.

いざお米作りを学ぼう!となった時に、目で見て判断する、というのが新参者にはハードルが高く、悩ましいところ><
農村では後継者不足とかよく言われているけれど、人が少ないだけじゃなくて、継承するのに時間がかかってしまうんだなぁ.


<参考図書>

2008年4月17日木曜日

土をつめる作業


稲の苗を育てる育苗箱に、床土をしく作業をしました.昔は全部手作業でやっていたのだけれど、今は機械でやります.こんなので

土を入れて平らにならすという作業は播種機がやってくれるのだけれど、育苗箱を運んだり、土の量の調整は結局、自分たちでやります.それにしても、稲作用の機械って減価償却が大きいわぁ.

ちなみに、この機械では床土を敷いたのち、種籾を撒く作業もやってくれます.大活躍.


で、本エントリーで記録しておきたいのは、箱に敷く土の量.多分、どのくらいの量が適正かというのは、農業指導なんかでも言われているんだろうけれど、各農家でそれぞれ分量は違う様子.多めに入れるところもあれば、少なめのところもある.経験に裏づけされた勘・感覚です.

そんなものは一朝一夕で継げるはずもなく、ならば、忘れない工夫をしておくほかないです.以下、その記録.

約1.0~1.3cmくらい余裕があるくらい.多分、近所の方々と比べても少な目の床土じゃないかな、と思います.

2008年4月17日 11:30 18℃


昨日は本当にぽかぽか天気が良くて、外で昼寝できるくらい.場所によっては、25℃くらいになったところもあるようで.

そして、今日も暖かいです.明るい日差しは少ないけれど、薄い雲のフィルタを通過したやわらかくて暖かい空気が満ちてます.桜開花へのラストスパートか.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月16日水曜日

2008年4月16日 12:10 15℃


大きな雲の見当たらない良く晴れた穏やかな天気.うすーく伸ばした綿のような雲が、少しだけ青に白.

ずいぶんと気温も高くて、半袖でも過ごせそうな気がします.予想最高気温は19℃.これで一気に桜も咲いちゃうかもしれない.


鹿さんは今日も元気!

ビニールはりました


一ヶ月前には、早く雪とけろーなんつって融雪剤を撒いていたのだけれど、この前ビニールハウスの骨組みにビニールを張る作業をしました.このビニールハウスでは稲の苗を育てます.ビニールハウスで稲の苗をある程度育てた後、田植え作業をすることになります.

正直なところ、父の指示に従って黙々とやってただけなので、来年1人でやれるか?と問われたらできないと思います.「1人でやれるように、記録を残すこと」が今年のテーマなのだけれど。。。

ビニールを留め具で骨組みに固定するのだけれど、写真に見えているような正面の大事なところは全然やらせてもらえないんですね.まず、見てろ、って言われるんです.凝視、忘れるな、いつかやるんだから.

まだまだ足りないな、って実感させられることばかりです.ビニール張りの手順もおぼつかないし、どんな部材を使って、どの留め具を使って固定するか.ビニール紐の結び方1つわかっていない.解けない結び方ってのがあるのですよ.

自分が身につけなくてはいけないテクニックはまだまだあって、焦る必要はないけれど、焦ったほうがいいのかもしれないと思ったのでした.


以下、メモです.ブログは個人的なメモとしても利用しているのであしからずです.
・留め具は19号と22号を使う
・ハウス用の素材を購入する店は陸橋の下の農具屋さん

本家のおじいちゃん


うちの本家のおじいちゃんが遊びに来ました.つっても、ご近所さんなので週一回くらいはお茶ついでにうちの祖母とおしゃべりしに来てるんだけど.

あいにく今日は祖母が外出してたので、そのまま帰ってもらうのもあれだし、一緒にお茶を飲みながらおしゃべりしました.

今年93歳になるおじいちゃんは、5年前に亡くなった私の祖父の6歳年上の兄.これがびっくりするくらい元気.

うちまではフラフラだけど自転車でやってくるし、耳も遠くなっちゃってるけれど、昔のこともよく覚えていてその昔話が聞いていて本当に面白い.

おじいちゃんが戦争に行った時の話をよくしてくれます.おじいちゃんが戦争で中国に渡ったのは支那事変の時.

山西省に行っていたらしく、銃剣をつけて無言突撃したとか、人殺ししに行ってきたんだとか、話す言葉に生身を感じるし、今の私の年齢くらいの年齢で重ねた経験が激烈すぎる.現地で負傷した同郷の友人を看取った時のことを未だに夢に見るとか言う.

私が住む集落で、戦争に行って帰ってきて存命なのは4人だけになってしまいました.できるだけおじいちゃん達世代の話を聞いておきたいのだけど。。。


亡くなったうちの祖父は祖父は大正10年の生まれで、運良く戦争から帰還できたのが終戦の翌年の昭和21年.25~26歳くらい.

戦後の祖父の世代の人たちの話題は間違いなく戦争の話題だったはず.どこに行ってどんな苛烈な経験をした、とか.私が友人とあれこれ駄弁るのと同じように、そういう話題はごく普通に話されていたのだと思う.いつどこで、こうやって人を殺した、殺されそうになった、ってことが話されていたかもしれないのだ.これって実はすごいことなんだろうと思う.


煙草を吸いながら身振り手振りで話をしてくれて、「おしゃべりしてると時間がすぎるのが早いね」なんつって颯爽と家に帰っていったおじいちゃん.んー、素敵だわー.

2008年4月15日火曜日

2008年4月15日 11:30 13℃


ここ数日のぐずぐずした天気もやっと回復.暖かい日差しがまたやってきました.うんうん、こうじゃなくちゃ.

鹿さんの顔も、日の光でてかり気味.こんな穏やかな天気がずっと続いたらいいのにね.天気も心も穏やかに.

うそ、穏やかじゃない日もあるから人間は面白いのか.変化は、あったほうが良い.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月14日月曜日

2008年4月14日 11:34 11℃


昨夜遅くからぽつりと降り始めていた雨も今は小康状態をえ、どんより曇り空.そこまで寒くないのでよしよし.

昨日は朝からビニールハウスにビニールを張る作業をしてたので、今日はちょっと体がバキバキゆってます.どんだけ体は鈍っているのか.

父に作業手順を教えてもらいながらやっていたのだけど、よく言われたのが「じいちゃんはこうやってたけど、」という言葉.

祖父から習ったことをベースに父なりの工夫をしてやってきたということ.今度は私が、父から習ったことに、新しい工夫を重ねていくのだろう、と思う.重ねること続けること、大事ね.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月13日日曜日

2008年4月13日 12:09 13℃


少し風はあるけれど、暖かく穏やかな天気.うん、気持ちよいよい.

今日は朝から、稲の苗を育てるビニールハウスの骨組みにビニールを張る作業をしてました.早くもビニールハウスの中は、汗が吹き出るような暑さ.

種まきまであと2週間くらい.しっかり熱を蓄えておいでよ、ビニちゃん.


あー、あー、鹿さんを連れてくるの忘れたー><

肥料のおねだん

昨日のエントリーで、肥料は別のところから買ったほうが安いかも、と書いてみたので、近所のホームセンターで販売している肥料の値段と比較してみました.

とはいえ、同じ製品ではないし、成分配合も微妙に違うだろうから、いちがいに比較はできないし、どれとどれを比較したらよいかもよくわからなかったので参考程度にメモメモφ(。。)
んー、ほとんどの製品で安くはなるけれど、うちみたいな小規模であればあんまり経費総計は変わらないか.

たとえどんなに安かったとしても、肥料を変えるということはリスクがある.肥料を変えたら育成状況が悪くなったなんてことはじゅうぶんありえる.失敗は本当に怖いです.


農業用肥料業界ってどうなっているんだろう?業界研究してみたら面白いかも.

2008年4月12日土曜日

2008年4月12日 10:18 7℃


昨日から続いていた雨は朝方にはやんだものの、日の光少なく風強く、寒いです.朝から暖房を入れたのは久しぶりな気がする.


朝方、所用あって祖母を親戚のうちまで車で送っていったのだけれど、帰り道、目の前をサッと横切るものがあって、猫かしら?とも思ったけれどしっぽが太い.

多分、リスかイタチとかじゃないかなぁ、と思う.そんな野生動物を見たのはこっちに帰ってきてからはじめて.

昔に比べて見かけなくなったとはいえ、きっと彼らはしたたかに、ひっそりと分をわきまえて暮らしているんだろうな、って思います.“分”って言葉、なかなか良いかも.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月11日金曜日

2008年4月11日 10:49 9℃


昨晩からタポタポと雨が続いています.折角、畑や田んぼの土もかわいてきたなーと思ってたのにな.育苗用の土も出来るだけ乾燥して欲しいのだけど.

この季節、こんな天気は良くあることで、天気ごときに一喜一憂してたら農業なんかやってられないのだけど、それでも天候リスクは必ずつきまとうもので、田舎に戻ってきてから、天気をすごく気にするようになりました.


これも田舎に戻ってきてからの変化です.


鹿さんの角をつたう雨、しずく.

2008年4月10日木曜日

肥料が届きました

田んぼの土作り用の肥料が届きました.うちでは地元のJAにお願いしてます.
以下、メモ.

肥料の合計金額は70,287円(税込み)でした.

それにしても、値引き率が3%~5%ってなめてんのかな、って思います.これ、もっと安く仕入れられそうなのに.すでに予約してたやつだけど、来年以降、農協を通さないで買えるのなら買いたいのなぁ.

つくしちゃん


道路端、知らないうちにつくしが顔を出してました.知らないうちにというか、気付かなかっただけか.ちゃんと目を配ってないと変化は気づかないなぁ.

つくしの花粉は緑色で、小さい頃、この緑色の花粉を沢山集めて、カメラのフィルムケースに溜めて遊んでたことを思い出しました.薬草だー、とかゆって.

2008年4月10日 11:44 13℃


気温は前日と変わらないけれど、日差しがないせいか肌寒いです.引き続き風つよし.んー、イマイチ春っぽくないなぁ.

小ぶりな雲が隊列を組んで西に流れていくようで、嫌いじゃないです.


鹿さんは今日も元気!

2008年4月9日水曜日

ぎゃぐりを掘る


“ぎゃぐり”とは、私の住むあたりの方言で“周囲・周辺”の意.稲の苗を育てるビニールハウスの周辺を掘りました.鍬で深さ10センチくらい掘る.

ハウスの骨組みにビニールを張るのだけれど、骨組みに留め具でビニールを固定したあと、端のほうのビニールは掘った穴に入れて土を被せて固定します.

瑣末な作業なんだけれど、やっとかないといざビニールを張るぞって時に手間がかかってしまうので事前に、時間を見つけてやっておきます.

今週末、天気が良くて、風が強くなかったらビニール張り作業の予定.晴れますようにー.

2008年4月9日 11:27 13℃


相変わらず風は強いけれど、とてもあたたかで、日の光を浴びながらずっと外にいたいなぁって思える気候.空模様も雲ほとんどない快晴じゃなかろうか.

この前、天気が良くて気持ちよくて、芝生にねっころがりたいなって思ったので車で15分くらいのところにある公園に行ってきました.

小さい頃、よく遊びに行った広い芝生のある公園.春は桜が沢山.

行ってみてびっくりしたのだけれど、意外と芝生が小さかった.子供の頃の記憶だと、広大な芝生があったと思ったのになぁ.あてになりません.きっと、大きくなりすぎたんだと思います.


鹿さんのおしりはちょーキュート!

2008年4月8日火曜日

2008年4月8日 8:08 9℃


強い風、曇り空、流れる雲.時折、風で家が揺れます.きしむ音もする.きちんと施錠していないサッシは、風でガタガタ音を立てる.

それでも暖かいのでよしよし.暑がりの私は家の中では半袖で過ごしてます.


鹿さんは今日も元気!