2011年7月19日火曜日

和合亮一さんのリャリティ朗読会に行ってきました

昨日の年7月17日に吉祥寺の安養寺というところで開催された和合亮一さんのチャリティ朗読会にいってきました。

http://www.kichimom.com/

第1部 盲目のヴァイオリニスト増田太郎さんによるヴァイオリン演奏
第2部 和合亮一さんによる詩の朗読

という構成。


入場料¥2,000のうち、必要経費を差し引いた残りを、東京都助産師会による、東日本大震災で被災された妊産婦を受け入れる「東京里帰りプロジェクト」に寄付されるとのこと。世の中には立派な活動をなさっている方々が沢山おられるのだ、と改めて感じたわけでありますし、

「よりよい社会になるための活動」をしていると寸分もコミットできない自分もなんとも、、、と思ったりしたのであります。働いてお給料をいただいて税金を収めているくらいか。


震災直後からtwitter上で和合亮一さんの詩のことを知り、ずっと読み続けていて、そのたびに涙してました。どうも震災以来涙もろい。そんな言葉たちを改めて音として聞いてみたらいよいよ泣けてくるのであります。


自分ではうまく言葉にできない気持ちと向き合いながら、詩や物語や神話は、きっとこんなとんでもない天災や人災が起こったときに紡がれた言葉なのだろうなぁとふと思ったのでありました。

美しく豊かだった土地が、損なわれてしまう無念はいかほどか。

わたしがこの先生きている間では、福島で起こってしまった原発事故は収束しなそうだし、一生の問題として関わることを改めて心に決めたのであります。


2011年7月13日水曜日

消化しきれず

この前の日曜日、東京ビッグサイトで開催されていた東京国際ブックフェアに顔を出して、ちょこちょこと本を購入。色んな出版社が出展していて、定価の20%OFFくらいで本が買えました。Amazonの中古で買うことが多い私にとっちゃ、書籍代のコストメリットはさほど出ないのだけれど、この本こんなに重いんだー、みたいな本を手に持つ感覚はやっぱり大事だと思います。結局、震災関連の雑誌のバックナンバーとスーザン・ソンダクの本を一冊。





やはり3月11日以降の特集コーナが目立ちましたな。地震のこと、原子力のこと、東北という土地のこと、それぞれをテーマにしたコーナがあって、あーこんなにも昔から多くの人が注意を呼びかけていたのか、、、、的な気付きが多すぎる。


震災翌日から紙に手書き新聞で情報発信した石巻日日新聞、気仙沼小に避難していた小中学生が手書きしたファイト新聞のコピーが掲示してあって、その手書き文字を目で追っているだけで思わず涙が出てしまいそうになって、俺はまだまだこのことを消化しきれていないのだなぁ、と実感したのであります。消化しちゃいけないのか。一生喉元につまって飲み込めずともよいことなのだろうと思います。


地震以来、自分が思ってた以上に脆かった社会への諦めや失望みたいな感情に絡めとられています。
震災直後、「経済をまわそう!過度な自粛はやめよう!お金を使おう!」みたいな言葉が聞こえてきて、津波で亡くなられた方々やまだどこかで助けを求めているかもしれない人々のこと、誰かの命の存続のことに深く考えていたいのに、「もうお金の話をしなくちゃいけなのか。。。」みたいな。

だからこそ後悔したくないって思ったから、転職・引越し、プロポーズしたのだけれど、心には経済活動に対する残念はあって、仕事に対する距離感が今までとは違うなー、と思うのであります。


復旧・復興ももちろん大事だけれど、その復する姿はまっとうなものかどうか自信が持てなくなってるのであります。地震、自身、自信、同じ読み方だね。

2011年7月1日金曜日

続けようと言いながらも

ゆるくゆるく更新します。近況から。

引越しして、新しい職場に入って、一ヶ月が経ちました。慣れの問題は時間の問題なので心配していません。新しい街にも組織にもフィットするにはそれなりの時間と儀式が必要だと思っているので焦らずにやること。丁寧に信頼関係を作るフェーズであります。

同期の友人たちとお酒を飲みに行く機会もありまして、1対1の形式が多いです。同期との会話がめちゃくちゃ楽しい。刺激がある。くだらないことから真面目な仕事のまで、話題の拡がりがすごくて、私の頭の中の思考空間がグイグイと広げられていくような感じがします。

みんなそれなりに年を経て経験を積み、深みというか重みというか、いい感じの言葉がたくさん聞けます。ちょうど俺らってがんばる世代なんだよ。前を向いてクリエイティブに、やりたい!と思えることをやれる、もしくは、やるために邪魔な障害をどける力がついきた年頃なんだと思う。同期と面白いことやってやりたいな。

何かを売るだけじゃなくて、売れ続ける、利益が上がる、関わる人達が楽しみ続けられる、そんなサスティナブルな仕組みをつくりたいです。どうすか?ブレストから始めませんか?