先週末、両親の顔合わせイベントがありまして、秋田から父と母が東京の方にきてくれました。互いの両親同士は初顔合わせでして、特にうちの両親はガチガチでありましたよ。
先方のお父さんとお母さんはとても優しい方だからそんなに緊張しなくてもいいよ、と何回いっても「本当にあんたでいいのかしら?」って言うものだから、もう少し自分の息子に自信もってよね、なんてプンスカしたのであります。
食事会の場所は北鎌倉にある「鉢の木」さんであります。ミシュランガイドにも載る有名なところだそうで、人もたくさんおりましたし、お食事も本当においしく感激したのであります。
仲居さんが「(予定がつまってるんで)もうお料理持ってきてよいですか?」なんて急かすのが気に入らなかったのでありますが、女の子さんのお店で眼鏡を作ったことがあるとわかってから少し物腰やわらかくなりました。
滞りなく食事会は進み、婚姻届に署名をもらい、記念品の腕時計の交換をして、鎌倉の鶴岡八幡宮に移動し家内安全の祝詞をあげてもらい、あっというまの3時間半でありましたよ。
たぶん、なんだかんだ言って私も緊張していたのでしょうか、食事会でどんな話をしたかディテイルを思い出せません。何か無礼なことはなかったかと反省しようにも思い出せないのであります。
改めて、両親に感謝した日でありました。何度も泣きそうになったし、うれしさもあるし、長男でありながら実家を飛び出してしまった少し複雑な気持ちもある。
でもきっと女の子がゆっていたように、気持ちは神奈川と秋田を行ったり来たり、それが常なる状態としてこの先も生きていくのだろうと思います。それでよしと決めたのであります。
新たな家族となる人と一緒に、長生きしたいなと思ったのでありました。