2011年5月25日水曜日

定点観測

2007年11月29日からそれなりに続けてきた本ブログでありますが、東京での再就職することになり、引越しをするということで、秋田での定点観測も今日で終わりにしようと思います。

転職活動だったり、大好きだった祖父が亡くなったり、更新が滞りがちではありましたが、ささやかな想いを吐き出す場としてブログは自己カウンセリングしているようなそんな気持ちでした。

秋田の景色はそれはそれはとても美しく、大学進学まで過ごした18年間では気づけなかったことが本当にたくさんあったんだと実感する毎日でありました。この美しい風景が僕が生きている間、この血が未来に向かって繋がっていくうちは、ずっと美しい景色であって欲しいと心から願います。


3月11日の震災以後、特に大きな被害のなかった秋田であるのに“がんばろう東北”みたいなので一括りになっております。インフラが壊滅的打撃を受けていた間は秋田を経由して被災地に向かうなど、無事であるがゆえの強みを活かした活動ができておったのですが、各市町村ごとでの被災地支援は続いているもののあれ?秋田って何やってるんだっけ?みたいな状況であります。

東北という言葉で括られていることへの違和感をずっと感じています。中央の視線はそんなもんなのだろうなと感じています。歴史的に東北が背負ってきた負みたいなものを感じています。

確かに賃金水準やモノの豊富さという意味では大変苦しいことは間違いないですが、田畑を耕し、一生懸命に仕事をし、子供を育て、親の面倒を見、そうした至極当然のような幸せはずっと続いていたわけでして、貧困はあるかもしれないけれど貧しいとは思っていない。


そんな生活を東京でもできたらと思っています。心豊かに。