2013年3月24日日曜日

福島に行ってきました

3月16日・17日と福島に行ってきました。奥さんのお母さんのご実家が福島県伊達市にありまして、入院中のおじいちゃんのお見舞いと東日本大震災で津波被害のあった海岸沿いに行ってきました。被災地域への初訪問であります。


朝9時頃に新幹線で東京を出発し、昼前には福島到着。お義母さんの妹さん夫婦の車に乗せてもらって、海岸線の方へ。宮城県山元町から南相馬にかけて南下し、飯舘村を通り抜けてきました。

奥さんは東日本大震災があった当時、新聞社に勤めていたこともあって、取材に訪れたことがあった土地で、瓦礫やなんやらがだいぶ片付いた、と言っておりましたけども、草が伸ていてかつてそこにあった家々の基礎も見えず、ただただ何も無い広い土地が見えるだけであって、瓦礫だとか壊れた自動車や船があったほうがまだ、ここに建物があって人が営んでいたのだ、と実感できたかもしれないと思ったのであります。


うまく言葉にできないとても複雑な気持ちとどう付き合っていくのがよろしいのか、色々と考えさせられたのであります。複雑すぎて認知も対策もできないです。

伊達市に帰る道の途中で飯舘村を通り抜けたのですけども、パトロールの方々以外の人を見かけず、(本当に申し訳ないと思いながらも)人の気配がないということはとても不安な気持ちにさせるのだなと感じたのであります。

人くらいの山を超えて伊達市に入り、家に灯る明かりを見た時の安心感は、忘れちゃいけない感覚だと思ったのであります。また、福島に遊びに行きます。