2012年8月19日日曜日

別れ際について

長い長いお盆休みをいただいていたのですけれども、その期間中、小学校からの友人のお父様が亡くなられた。具合が悪くて入院している、とは聞いていたのだけれど、まさか。。。という報せであった。

友人とは部活が一緒だったことや、大学生時代に家が近かったこともあり、10代から20代にかけての境目の時代に一番多くの時間を共有した友人と言えると思う。

仕事で参列できない父に代わって火葬にいっていきた。大学を卒業してからは疎遠になっていたのだけれど、何年ぶりかの友人との再会がまさか火葬場とは思ってもみなかった。

友人は、父危篤の報を受け、急ぎ東京から秋田の病院に駆けつけ、病院の中をダッシュして父の死に目に間に合った。

一方、彼が病院内を走っていた頃、ベッドを取り囲む親族の方々が「すぐそこまできているから、どうかまだいかないで!!!」と叫んでいた。いったん止まりかけた心臓が最後の力を振り絞って息子が到着するまで動いたのだそうだ。

父や母に代わって、どうか穏やかに休んでくださいと手を合わせてきました。


亡くなられたお父様はご出身は山口県で、秋田に婿にこられた。生まれ育った土地からはなれた場所で死ぬという気持ちはどんなのだろうかとか、考え込んだ。

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