2013年6月24日月曜日

土地に根をはる

週一回程度なんですけども、仕事帰りに北鎌倉の「侘助」というお店でお酒を飲んで帰ります。だいたいの鎌倉ガイド本に掲載されているような喫茶店なんですけども、夜になると地元の常連さんたちが酒飲みながら、なんやかんや会話している雰囲気が大好きでして、本当は毎日行きたいと思っています。でも、家にも早く帰りたいし、お店の前を通るときは毎日葛藤するのですよ。本当に毎日。

「侘助」
http://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14001676/


そんなお店でお酒飲んでたご縁で、今年はお神輿を担ぐことになりました。氏子でもなんでもないけれど、参加していいんですって。とても楽しみです。

僕は秋田県稲川町っていうところの生まれなんですけども、お祭りとお神輿がリンクしません。地元のお祭では、いわゆるお神輿を担いで練り歩くってシステムが組み込まれてないです。それをこの歳になって担ぐことになるわけですから、縁とか偶然とかっていうのは面白いなと改めて思います。セレンディピティ。


書きながら思い出しました。神輿はなかったけど、「えびすだら」っていうのがありました。えびすだわら、が訛った言葉なんですけども、Wikipedia先生に聞いてみたら、秋田県雄勝郡に伝わるお祭りなんですって。もっとメジャなものかと思っていました。

えびすだわら


かすかにえびすだわらの記憶があるんだけど、少なくとも自分が小学生になってからはやった記憶が無いので、自分が生まれた集落ではえびすだわらの習慣がなかったのかも。きっと親子会みたいな、父兄会みたいなのが企画した単発イベントだったんじゃないかと思います。

豊穣を祈るイベントが残ってないってことは、もともと土地が豊かで飢饉とかなかったのか、とか、飢饉や飢餓で集落が壊滅しちゃったのか、とか、そもそも新しい集落なのかもとか、今じゃ誰も伝えていないほんのちょっと昔の歴史を思い浮かべるのであります。

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