2008年3月17日月曜日

土をまく

畑も田んぼもまだ雪は積もっているのだけれど、いよいよ本格化するお米作りに
向けて、ちょこちょこ準備が始まりました.

田植えをするにはお米の苗を育てる必要(育苗)があって、種まきの季節はまだ
寒いこともおおいのでビニールハウスで苗を育てることになります.

苗を育成する設備の準備にも手間がかかるわけで、ビニールハウス周辺の雪は
できるだけ、早く融けてもらったほうがいい.

そこで、もう、雪は降らないだろう、というこの3月下旬の時期にビニールハウスを
組み立てる周辺の雪の上に、土を撒きます.雪の上に黒い土を撒いておくと、
その周辺だけ、温度が上がりやすくなって雪が早く融けてくれるんですね.

撒く土は農協から融雪剤として購入したもので、いくらかの土の栄養素となる
成分も含まれているので、土壌改善効果もアリ.

父が小さい頃は、家の囲炉裏からでた灰を撒いてたのだそう.灰を撒くことで
土壌が酸性化することを防げるし、雪は早く融けるし、とても理にかなっている.

撒かれた土の黒とまだ積もった雪の白が混じって、田んぼや畑が灰色に見え
だす季節がやってくると、あぁ、春なんだなぁって実感します.

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